20歳のときに知っておきたかったこと

 の弊ブログで触れたスタンフォード大学のティナ・シーリグ先生の著書「20歳のときに知っておきたかったこと」を読みました。

既成の概念や常識をいったん棚上げしてアイディアを出しまくり、新しいものにリスクをとってチャレンジし、失敗から学び、自分らしく生きて行くことをつかみ取るという、起業家マインドの育成の本のようでした。根底にある哲学は

「自分自身に許可を与える」

だと思いました。多くの方のご相談をうかがうとき、私は、その方の人生上の大きな何かに許可を求める存在になているときがあるのに気がつきます。自分自身のことを自分で決める権利を手放してしまうことはないのだと私は考えていますが、その役割をとらざるをえないときもあったりします。でも、自分自身が人さまの人生に影響を与えている存在となってしまわざるをえない状況に許可を与えて、より良い方向性を一緒に考えて行くことも「あり」なのだと考えることもできるように感じました。

この本を読んで多くの示唆を得ましたが、「起業」とIPS援助つき雇用とは同じマインドが必要なのだと思いました。そして、やはり必要な活動は「仕事を探す」のではなく、「その人らしく働くことを創造する」ということなのだと思いました。働くことを応援する仕事をしておられる皆さまには有用な本ではないかと思い、ご紹介させていただきました。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。