IPS勉強会・住吉病院にて

第20回IPS勉強会は24日に住吉病院の会議室で開催されました。年度末ということでご参加できなかった方もおられましたが、今回も多くの方にご参加いただきました。今回は私の同僚の発表でした。

同じ本を読んでいる勉強会ですが、違った感性と 違った視点から眺めさせてもらうと、自分の中の感覚が変わることを感じました。これまでこの勉強会では自分も含めていろいろな発表を聞いてきましたが、発表の前後で明確に自分の見方に影響があったと感じたのは珍しい体験でした。発表された方が発表を通じて「本に書いてあることを自分のものにしようと試みている」ことがこちらに伝わったのだと思います。現場を大事にする人の視点はさすがだと思いました。

発表者の方の感想をうかがいました。

「発表するからには、自分が分かっていないと・・・といった気持ちでまとめました。
今回の発表では、新しい関わり方としての方法を読む中で、なるほどと思う部分もありましたが、これを実際に自分が行なっていく事になると勇気がいるなーと感じました。人との距離感を感じながら支援者と患者さんではなく一人の人と人として、付き合っていく事が大切だと感じました。
そして、発表を通して一つの提案をもらい、プラスの部分を取り入れながら前進できればいいと感じました。


私にとって、みんなで本を読むということは、そこに書いてある情報を吸収するだけではなく、気づきを得たりインスパイアされて「自分のものにする」という学びであることが体験されました。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。