訪問看護研修会
- 2010.02.04
- 日記
法人内で行われている「訪問看護研修会」の第3回が1月29日にありました。
今回は弊法人訪問看護室長から、実践的な内容の話をうかがいました。訪問看護というと在宅の方に看護業務をご提供するというふうに考えますが、看護業務のみならず、作業療法士やPSWなども加わった訪問看護室では、地域にお住まいの方一人ひとりのさまざまなニーズにできるだけ沿う形でサービスをご提供する、というポリシーがあるそうです。
その根底には、地域生活そのものの質、ひいては人生の質・生きがいを育て向上するということを目指す思いがあると感じました。
孤立感は病気のあるなしにかかわらず、人間を元気のない状態に陥らせやすいと思います。どこからも情報が入ってこなければ、誰でも十分な自分自身の力を発揮することができません。地域で孤立してしまっているかもしれない方に、回復のきっかけをお届けするのが訪問の力なのかもしれない、と思いました。
ご本人から信頼を得る、というのはどういうことなのかについて考えることがありました。試されているのか、あくまでニーズにお応えしているのだと感じるのか、2つの考え方を自分は行ったり来たりしているような気がしました。そして、その感じ方は自分自身がご本人の回復の力を信じているかどうかによって左右される要素が大きいのではないかと思いました。このようにして、私は、実践の話からはいつも学ぶことが多いと思いました。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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