石和温泉郷


 

                   

山梨の誇る石和温泉郷は1961年に、ぶどう畑の中から突然温泉が湧き出してはじまりました。それ以来、全国に知られるようになった新しい温泉郷です。その湯量は全国的にも有数の多さといわれています。泉質は単純泉で、リウマチ・関節痛・筋肉などの運動器障害・外傷からの回復にも役立つといわれており、温泉郷のなかにはリハビリテーション施設を備えた、いわゆる「温泉病院」も多く存在しています。また、足湯や手湯などの公共施設も作られていて、最近は車いす対応の足湯もできあがりました。

さらに温泉郷の周辺には、笛吹のフルーツ・ぶどうモモなど果樹園が広がっています。笛吹川の鵜飼や地域の観光資源を温泉にうまくフィットさせて発展をしてきたと思います。

 

温泉は、山から引いてきたものではありません。自分たちの足元から湧き上がってきたものでした。いま、自分の立っている場所から湧き出てくるものを発見する。湧きあがってきた宝に、自分たちの郷土の強みをつなげていく。石和温泉は、私たちに日々の実践のなんたるかを教えてくれているようです。

石和の「い」は癒しの「い」です。



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