マーサウの会10周年記念懇話会
- 2009.06.17
- 日記
みなさま、おはようございます。6月13日に開催された「マーサウの会」10周年記念懇話会、私はごあいさつをさせていただいたのですが、会場に詰め掛けてくださったご家族とご本人の方々のお顔を見たとたんに、用意してきた耳ざわりのよい、あいさつ用の言葉は頭から消えてなくなりました。10年という年月の重みと継続することの力強さを感じ、自分の今てがけている実践の未来の目標の一つを見た思いをしました。
「マーサウの会」を続けてきた当院大河原昌夫副院長の投稿を得ましたのでご紹介いたします。当日ご参加くださったすべての皆さま、これまでご支援くださった、そして今もご支援くださっている皆さまに厚くお礼申し上げます。
6月13日、土曜日の午後、当院が主催を続けてきた「マーサウの会」(摂食障害の家族の会)の10周年記念懇話会が開かれた。
「マーサウの会」は家族だけの会なのだが、この日は当事者にも参加を呼びかけ、遠くは関西、長野、神奈川からお見えになった方々もあり、いつもの会議室に80人がぎっしり、熱い午後になった。
千葉県・国府台病院を足場に摂食障害の家族会活動を長く続けてこられた鈴木高男さんが最初に講演をされ、ご自身の家族体験を踏まえ、「摂食障害は必ず治る。家族は焦らずに支えてほしい」と訴えた。
その後、私たちに縁があった3人の当事者の方がそれぞれの体験を語った。くり返し死を考えた日々から、いくつもの出会いがあり、今日の回復があるとーー共通のテーマが浮かび上がった。
夜の部は30人の方が参加し、懇親パーティー。賑やかな同窓会の雰囲気になった。そして「今日の10周年はよかった。是非、来年も」とたくさんの励ましの言葉をいただいた。
月2回の会を10年続け、疲れが出てきていたのだが、未来への希望が湧いた一日だった。
そして、関心のある方は、休まず開いている「マーサウの会」にお出かけ下さい!!
6月の会はお休みで、7月7日から再開です。毎月第1と第3火曜日の夜7時から、当院アルコールセンターの2階会議室、予約は要りません。会の趣旨など、詳しくは当院ホームページを。
大河原昌夫
住吉病院ホームページはこちらから⇒http://www.sumiyoshi-hp.or.jp/
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
(wrote:財団法人 住吉病院)
-
前の記事
斎木博前副理事長を惜しむ 2009.06.13
-
次の記事
第11回IPS勉強会のお知らせ 2009.06.18