幻聴の受け止め方

ケアセンターでの心理教育は第8回目になりました。今回もまた20名を越す皆さまに集まっていただきました。今回のテーマは「幻聴の受け止め方」。ディープですが、ディープついでに妄想についても語ってしまおうと始めました。

 

幻聴は、ストレスが重なると起こります。短い期間であれば、「空耳」として誰にでも起こります。不安や孤立感、疲労の蓄積、睡眠不足などが健康をそこなうファクターになります。

声が聞こえてきても、そのたびにお医者に言っていては、どんどん頓服が増え、いつの間にか通常の処方にも組み込まれてしまい、大量療法に陥ってしまいます。そんな過剰な治療はもう嫌だという皆さんに、いったん妄想や幻聴内容を書き出して「ながめて」「よく考える」コラム法を提案しました。

でも、幻聴や妄想が出てきてから考えるよりも、日々の生活で元気を出すほうが楽しそうです。自分が好きなことをやったり、自分のためにほっとするひと時を開発したり、散歩したり、寝る前にしっかりスキンケアをしたり、カラオケしたり、買い物に、ボランティアをしたり、コーヒーを飲んだり….薬以外にも、こんなに対処法があるということがわかりました。ちょっとだけ具合が悪いときはどのようになるのかがわかっていれば、先手必勝!症状のしっかり出る前に自分で対処することができるようになります。

みんなで出し合った健康のヒント集は、きっとまだこれから仲間になる人の役に立つのではないでしょか。

もちろん、最後は「笑いのヨーガ」で締めました。

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(wrote:財団法人 住吉病院