14年
- 2009.01.16
- 日記
阪神・淡路大震災から14年目。今年も節目の日を迎えました。
あの未曾有の災害の後、役立たずのボランティアとして赴かせていただいてから、私自身の生き方に大きな影響を与えてくれた多くの人に出会うことができました。多くの方から「人は回復していくのだ」ということを教わりました。
公園の仮設住宅のそばで餅つきをご一緒した方、思いがけず素晴らしいお手前を頂戴した家元の先生、学校を懸命に切り盛りしておられた教頭先生、訪問先で考えしてくださった市民の方、巡回をご一緒したさまざまな地域からのスタッフの方、本当に多くのボランティアの方々…たくさんの、私と会っていただいた皆さま、どうしていらっしゃいますか。
「回復した人に、私は一種崇高ななにかを感じる」と教えてくださった先生、今はどのあたりにおられるのでしょうか。私たちが作ろうと欲してやまないコミュニティは先生から「品格がある社会」とおっしゃっていただけるでしょうか。
今年も、こころのよりどころであるこの本を手にしました。震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、今なおこころの傷つきからの回復の道をたどっておられる方々の平安をお祈りいたします。
(wrote:財団法人 住吉病院)
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