Employee Assistance Program
- 2008.05.27
- 日記
Employee Assistance Program(EAP)は、1940年代に職業Alcohol Programから変化し、発展しました。アルコール依存症からの回復には、「底つき」体験が重要ですが、そこにいたるまでの間には、さまざまなアルコール関連問題がありながらも、本人に問題意識が欠如しているために生産性の改善に関する試みを行わない時期が続くことになります。そういった企業人への援助がEAPの出発点と思われます。
このEAPサービスは、今日では単なる医療の分野のみにはとどまらず、アメリカではその活動はアルコール依存対策から次第に広がって夫婦を含む家族関係・対人関係・経済的問題・セクシャルハラスメント・法律問題等きわめて広範囲な個人的問題がサービス対象となりました。
日本におけるEAP提供者の主なサービスは、よりメンタルヘルスに傾いていると考えられますが、社員のストレス診断とカウンセリング導入・受診推奨・メンタルヘルス研修・人事や管理者へのコンサルテーション・リワーク(復職)プログラムなどです。
山梨県内では 響ストレスケア~こころとからだの診療所様が産業精神保健の分野に力を注いでおり、ジャパン EAP システムズと提携しておられるそうです。
(wrote:財団法人 住吉病院)
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