精神科医不足
- 2008.01.10
- 日記
年末にこんな記事が出ていました。
市立甲府病院の精神科、2月から休診 医師が退職、後任を確保できず
山梨日日新聞 2007年12月29日
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2007/12/29/11.html
市立甲府病院精神科は伝統ある科でしたが、地方の勤務医不足のご多分にもれず、閉鎖となってしまったそうです。
県によると、精神科の病院に通院する患者様(通院公費負担制度をご利用されている方)は一昨年度末が6000人あまりですが、2002年度末の1.3倍だそうです。一方で、一昨年末時点の精神科医は86名と、約5年で16.5%の減少となりました。
つまり、精神科医1人あたりが担当する患者様の数は5割以上増加しているという計算になるわけです。同様のことが精神科以外の科でも起こっているようで、インターネットでこの記事を読み、あらためて責務の重大さを思った次第です。
(wrote:財団法人 住吉病院)
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