アルコール依存症
- 2007.11.17
- 日記
当法人では、毎週木曜日の夕方、時間が許す限りスタッフの皆さん向けに「院長の講義」を行っています。これまではリカバリーや支援者としてのあり方、当法人の理念などを中心にお話してきましたが、先週からはいよいよ「精神障がい/疾患編」が開始されました。
まず第1回は「精神作用物質による精神と行動の障害」でした。
もちろん、当法人の伝統である「アルコール依存症」の講義が中心でした。依存とはどういうものなのか、どういう依存物質があるのかなどをお話してから、アルコール依存症の治療論をお話ししました。入院医療だけで、社会での生活や回復を保障するような治療を行うことは不可能であり、重要なのはリカバリーの理念であることが、またしても強調されました。
HALT=空腹・怒り・孤独・疲労 は、私たちの一般的なメンタルヘルスの現場でも注意していくことが必要だと思いました。
このように、スタッフ向けに講演し、そのための資料を作ることは、院長自身の振り返りや自己再教育の機会にもなっています。お話を聴いてくださっているスタッフの皆さま、どうもありがとうございます。
(wrote:財団法人 住吉病院)