【研究集会情報】お申し込み締め切りまであと2日です
- 2026.02.27
- 日記
日本心理教育・家族教室ネットワーク第25回研究集会in山梨は、きたる3月7・8日に甲府市にある山梨県立大学池田キャンパスで開催されます。
研究集会にご参加を希望される方は、こちらからのお申し込みとなります。お申し込みの期限は2月28日の23:59までとなっていますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。⇒https://yamanashi25th-jnpf.net/registration.php
第25回研究集会は、対話からの学びを大切に考えており、テーマは「学ぶとはまことを胸に刻むこと」にしていますが、近年、メンタルヘルスの分野で大きなムーヴメントとなっている「オープン・ダイアローグ」について、特別講演やさまざまな分科会でセッションで触れられるかと思います。研究集会2日目に特別講演①「オープンダイアローグの実践」でご登壇いただく、日本にオープンダイアローグを紹介された斎藤環氏はオープン・ダイアローグとジャズのアドリブのセッションが似ているという指摘をされています。
研究集会初日の後に行われる懇親会では、私の知り合いのお店「カフェ・パストリアス」に集う方たちが生バンドによるジャズのジャムセッションをしてくださることになりました。
カフェ・パストリアス ⇒https://cafepastorius.wixsite.com/cafepastorius

ジャズのセッションとは、クラッシック音楽のように決められた譜面のとおりに演奏するものとは大きく異なっています。一定の旋律をみんなで奏でる予定調和を志向せず、お互いの感性によって逸脱が引き起こされ、それによって創造活動が生まれるようです。これは奏者が十分にトレーニングされたスキルと感性を持っていることによってはじめて成立するもので、それがオープン・ダイアローグの開かれた対話に必要となる専門性に重なるような気がします。ジャズのセッションは、演奏者がテーマやコード進行といった「枠組み」を共有したうえで譜面がありの即興演奏をするアドリブや、譜面なしでの即興演奏をするインプロビゼーションがあるとされます。インプロピゼーションはその場限りのようでいて、その場に集う人々の通ってきた背景と集った人たちの相互作用、いわば「あうんの呼吸」のように連続的でもあり、予測できない体験であったりするといわれます。
Roe D, Lysaker PH :Meaning, recovery, and psychotherapy in light of the art of jazz.Psychiatr Rehabil J
. 2023 Dec;46(4):316-321. doi: 10.1037/prj0000565.
によれば、ジャズの即興的性質は、重い精神的病を持つ人たちがタイミング、リスクテイク、活動の内外に同時にいられる能力、緊張と解放のプロセスのサポートといった心理療法の要素を持っており、そういった人たちが自らの経験に意味を見出し、回復を自ら導く過程の理解、概念化、およびプロセスを豊かにする創造的な枠組みを提供するとし、精神医学リハビリテーションの分野におけるジャズの視点は、芸術と人文科学が私たちの理解を深め、教育と訓練を導く可能性を強調しています。
ジャズは演奏する側だけではなく、それを聴く人たちとの間にも伝わり、そのスピリッツは五感を通して伝わるものといわれます。懇親会でのジャムセッションでも、ミュージシャンも聴く人たちもその空間の波動を感じ取り、自分の内側から感じるものを得るかもしれません。そういったひと時を「対話」として味わっていただければ幸いです。
最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。
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