7年
- 2018.03.11
- 日記
あの日から7年経ちました。 あの経験をされた皆様にとって、筆舌に尽くしがたい困難な月日は少しでも遠のいたのでしょうか。私たちは、今日も離れた地に立ちながら、それでもかの地の人々とつながっている空を見あげたりしながら生きています。
大震災のその日、私は翌日の東京出張の前に出席しなくてはならない会議があって甲府に向かおうと病院を出たところでした。この地でも長く長く続いた大きな揺れに今生の終わりを感じました。その後の発電所の爆発に、5年後はないものと覚悟を迫られました。それでも7年後の今、私たちはまだこの地にあり、これからのことを考えて生きています。震災後に被災された方に心を寄せ、尽力された方のうちには、もうお目にかかることのできなくなった方々もいらっしゃいます。不条理の中にあっていまだに「復興」という文字を見ても実感ができなかったり、さまざまな思いや憤りに近いものを感じたりすることもあります。
私にとり大切な一日であるこの日、ただ頭を垂れて あの日のこと、あのあとのことを思い返し、祈ります。3月10日、とある講演会での私の最初のスライドはこれでした。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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