就労支援モデル事業を開始しました

 すでに山梨日日新聞でも報道されていますが、弊法人の住吉病院はさる5月17日に厚生労働省のモデル事業と甲府公共職業安定所(ハローワーク甲府)と精神障害者の就労支援に連携して取り組むことになり、連携協定を締結いたしました。弊院をご利用されている方で、障がい枠を利用しながら週20時間以上の勤務を希望される方について、ハローワークと病院が仕事探しからら職場定着まで連携してサポートをしようという試みです。
 まず病院が就労支援を希望される方を募り、院内でハローワーク甲府の職員を交えた面談を行って希望する職域を絞り込んだり履歴書の書き方なども指導します。ご本人のペースでハローワーク甲府まで足を運んでいただいて求人票を見ながら話し合うことも可能です。職場定着に向けたフォローも想定されています。弊法人の特徴である、同じ法人内のすみよし障がい者就業・生活支援センターとも今まで通り緊密に連絡を取りながら他職種・他施設による支援を行うつもりでいます。


 今後、弊院では順次10人程度の方の支援を開始する予定で、それぞれの方のライフプランを尊重し、個々の方の強みや興味を生かした働き方ができるよう応援していく方針でいます。私たちの大切にしているIPS援助つき雇用による就労支援の実践経験をハローワーク甲府の方々とも共有し、サポートシステムについて学ばせていただきながら、地域の実情に即した支援についてさまざまな人々と協働していく所存です。
 支援を受けながら働くことにご興味のある方はどうぞご利用をご検討ください。なお、モデル事業のご利用には一定の条件が必要となりますので、すべての方がモデル事業の対象とはなりませんことをあらかじめお断り申し上げますとともに、モデル事業の対象とはならない方への支援も今まで同様に行ってまいりますことを付記いたします。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。