台湾で大震災がありました
- 2016.02.07
- 日記
春節(旧暦の正月)をまじかに控えた2月6日未明、台湾南部でマグニチュード6.4の地震が発生しました。震源の深さは16.7kmとのことでした。
台南市の災害対策センターによると、市内では少なくとも7つのビルが崩壊したり傾いたりするなどの被害を受けたそうです。市内で最も被害が大きいとされる16階建てのビルは、土台部分と建物が離れて横倒しの状態になり、このビルではこれまでに256人の住民のうち、233人が救助されたということで、消防などが行方が分かっていない150人以上の方々の捜索を行っているそうです。これまでに少なくとも14人が死亡、484人が負傷したと当局は発表しました。
ネットで現地発の画像を見ましたが、耐震基準の問題もあるとはいえ、1995年の阪神・淡路大震災のときの神戸のような崩れたビルの画像が多くあり、ショックを受けました。被害にあわれた方々に心から哀悼の意を表させていただきますとともに、一人でも多くの方の命が救われますようにお祈りいたします。
台湾は、日本とは国家同士としての交流はないのですが、1999年9月21日の台湾中部の大地震では日本の救助隊が海外の支援隊として最も早く現地に入ったとされました。そして2011年の東日本大震災のときに日本赤十字社調べによると1位のアメリカ29億9811万8250円にほぼ同額で続く2位の29億2894万7417円の義援金を送ってくださいました。ちなみ、3位はタイで20億5930万8051円、4位はオマーンで10億7670万641円、5位は中国で9億1997万1886円だったそうです。経済の規模からすると破格の院額でした。もちろん義援金の多寡で支援の質を比較するようなことはできませんが、現地の方々や多くの国民は台湾の支援について恩義を感じたとされています。また、津波で破壊されてしまった南三陸町の公立志津川病院の再建(南三陸病院として開設)においては、新病院の総工費約56億円のうちの約4割、22億円が台湾からの寄付によるものだそうです。
出典 http://www.minasan-ouen.com
もちろん、私たちはこの国難に際して台湾以外にも世界中の国々から支援を受けたことを忘れてはならないと思います。
(wikipedia:東日本大震災に対するアジア諸国の対応より)
そして今回、台湾の人々に災害が襲いかかりました。困ったときはお互いさま、そして大変お世話になった人々に何か、私たちにもできることがあるでしょうか。日本赤十字会の正式な窓口が設置されたら寄付をしたいと個人的には思っています。
臺灣的各位、向表示哀悼。(「台湾の皆様、お悔みを申し上げます」※間違っていたらごめんなさい)
2016.2.8・22:15追記:日本赤十字社の2016台湾地震救援金の申し込みサイトが開設されました→http://www.jrc.or.jp/contribute/2016/index.html
受付期間は3月15日までです
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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