こぷりずむ山梨
- 2016.02.06
- 日記
LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)または GLBT(ジー・エル・ビー・ティー)とは、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、性同一性障害を含む性別越境者など(トランスジェンダー、Transgender)の人々を意味する頭字語である。LGBという頭文語は1980年代中期頃から使われ始め、Tを加えたGLBT(LGBT)という言葉は日本では、1990年代頃から使われ始めた。それ以降、この言葉は当事者の間で一般的となり、更にセクシュアルマジョリティー(性的多数者)の間でも欧米諸国や日本などで広く受け入れられている。LGBTという言葉は性の多様性と性のアイデンティティからなる文化を強調するものであり、性的少数者と同一視されることも多いが、LGBTの方がより限定的かつ肯定的な概念である。
(wikipedia:LGBTの項より)
かつて、ホモセクシャルなどは「異常性欲」であり、それは疾患であるという考え方をされて、治療として女性ホルモンが投与されたりしていました。第二次大戦時にドイツではゲイにピンクトライアングルを、レズビアンにブラックトライアングルを付けてホロコーストの対象とされた歴史があります。
今日ようやくLGBTの人権について国連を始め多くの国が考えるようになりましたが、それでもまだ多くの国で異常者扱いであったり、法的に存在が違法であるなどと言った現実もあります。
そのようなLGBTを辞任する人々へのヘイト・排除に対する活動の1つに「Stop Pathologization」非病理化という活動があります。病理化とは「病気として扱う」ということで、ヘテロセクシャル(異性愛者)である多くの人々と比較した場合、そのありようは異なっています。
このように、多数派と違うものを疾病とする、理解できない思想や行動を病気であることにして恐怖・嫌悪の対象とし、「あれは病気である」というカテゴリーに封じ込め、その存在すらを抹殺する考えに思えます。また、病気とすると「治療が必要である」考え方も広まりました。女性ホルモンが使用されたり、電気ショック、ロボトミー手術など現代の感覚で考えればとんでもない治療も行われてきたのだそうです。一方で、社会的な圧力のもとで、精神的困難を経験し苦しんでいるLGBTをお持ちの方々もいらっしゃるようです。
まだまだ社会的に受け入れられているとはいいがたい、LGBTですが、今の山梨では、多様な性や生き方を肯定される空間がまだまだ足りません。情報の発信や場づくりを通して、日常の中で自分を隠さずにいられる時間や仲間と一緒にいられる時間を増やしていくために、山梨に住む当事者の方々が中心となって、多様な性について発信し、どんな性を生きる人であっても、自然体で過ごせる場所を増やしていくことを目的とした団体「こぷりずむ」ができたそうです。
こぷりずむでは、定期的な交流会の実施やHPなどを通じたセクシュアルマイノリティーに関する情報発信を行っていく予定だそうです。
詳しくはこぷりずむ山梨ホームページをご覧ください→http://coprism.jimdo.com/
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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