湯治紀行@ほったらかし温泉

湯治紀行シリーズが定番化してきましたが、実はほったらかし温泉の記事を書いていないのに気がつきました。

  

笛吹川フルーツ公園のさらに上にある、ほったらかし温泉は、山梨県でもっとも有名な温泉の一つです。いついっても駐車場には多くの県外ナンバーの車が並んでいますが、明け方の日の出を楽しむ人々が帰り、こっちの湯が始まる10時前、9時前後が多少すいている時間帯だったりします。

ほったらかし温泉の浴場は2つあり、源泉も別になっています。向かって右側は1999年開場のもともとの温泉「こっちの湯」です。こちらは富士山を真正面に望むことができます。左側は2003年開場の新しい源泉による「あっちの湯」です。こちらのほうが広い作りで、露天から甲府盆地が一望できるという素晴らしいロケーション、新日本三大夜景に認定されています。今回は「あっちの湯」を楽しませていただきました。

  

毎日日の出の1時間前から開場している「あっちの湯」の受け付けは気さくなおじさんです。施設は貧弱の一言で、プレハブ小屋の更衣室と内湯・風呂しかありません。入浴料は1人700円ですが、「あっちの湯」「こっちの湯」で別料金がかかるので注意が必要です。人気のほったらかし温泉てぬぐいは200円ですが、実はこのサイトからクーポン券をダウンロードして印刷していくと無料になります→http://onsen.nifty.com/cs/catalog/onsen_255/catalog_onsen002085_1.htm?area=04&pref=19&sflg=02

私が行った日は露天につかりながら、甲府盆地を眼下に眺め、大菩薩峠の向こうには富士山も見えるという、よい「ほったらかし日和」でした。泉質は「あっちの湯」がPH10.1・こっちの湯がPH9.68という、どちらもアルカリ単純泉です。硫黄臭やモール臭のない、やや塩素臭のある透明のお湯ですので、盆地にあるようなしっかりした浴感はありませんが、それでもぬるすべ感があり、湯冷めもしにくい感じがします。ちなみに評価サイトの口コミでは人気時間帯は大混雑で消毒くさい、という意見がきかれているようです。そのほかの施設面については・・・なんというか、ほったらかしです。ですが日の出や夜景の時間帯、晴天の日中はそういったウィークポイントを補ってあまりあるコストパフォーマンスだと思います。ただ、中央道の笹子トンネルが再開通した今は、また以前のような込み具合になっているかもしれません。

ほったらかし温泉の公式HPはこちら→http://www.hottarakashi-onsen.com/

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。