ふるさとがストレングス
- 2010.11.16
- 日記
富山の日精協医学会に参加して、どうしても一度行ってみたかった。社会福祉法人フォーレスト八尾会を訪問させていただき、「働いて元気になる!」の講演会を開催させていただきました。
「おわら風の盆」で有名な越中八尾にあるこの機関は、おわらの里、工房風のたより、喫茶「風来人」桑畑再生事業、グループホーム風来里(ふらり)からなっています。
「おわらの里」は「おわらの観光土産を、自分たちで創って自分たちで売る!」を合言葉に、積極的な社会参加を目指そうとしておられ、観光土産品づくり、農園、喫茶店、桑畑、清掃委託の5つの部門において、3障害(知的・身体・精神)による共働作業を行っておられます。
今回も、お集まりいただいて私の話を聞いていただいた方からご意見を頂戴いたしました。そのうちの掲載可能としていただいたものの一部をご報告いたします。
・好きな仕事を見つけて、これを楽しんでほしい!
・地域の中にとけ込んで、みんなで仕事を頑張りたい。
・病院、家以外の社会で過ごすことでコミュニケーションの広がりと生活力アップ
・向精神薬の改良・開発は進んでいるのでしょうか
・自分とよくにた点があった
・自分の子供は知的と自閉を持っているので少し、違う所があったかなと思いました
・精神的に悪くないところやてい度で働くことが第一だと思う!!
・とてもいい話を聞いたことで、元気になりました
フォーレスト八尾会では、地域の誇りである「おわら風の盆」を中心として、さまざまな八尾の名産品・以前基幹産業であった養蚕にちなんだくわ茶、お菓子・お土産の店を持ってご町内のみなさん、全国の観光客のみなさんとの交流をはかっておられます。さらには桑葉を自家産とするために桑畑再生事業をすすめ、桑葉の乾燥設備を整え、富山では老舗の製薬会社「廣貫堂」と協力しながら「おわら桑摘み茶」の原材料の供給も行っておられます。
個々の人々のストレングスをいかした働くことの応援をしている私ですが、ストレングスには「自分が生まれて育ったまちが大好き」も入るのだと実感しました。
八尾の皆さま、どうもありがとうございました! 有名な「おわら風の盆」は毎年25万人以上を集めるという、この地方でも屈指のお祭りです。詳しくはwikiからどうぞ→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%82%8F%E3%82%89%E9%A2%A8%E3%81%AE%E7%9B%86
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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