第24回IPS勉強会にて
- 2010.08.02
- 日記
第24回IPS勉強会が7月28日(水)の18:30から、住吉偕成会住吉病院の本館3F会議室で開催されました。
内容は『ストレングスモデル―精神障害者のためのケースマネージメント』の第7章「資源の獲得:地域を地域精神保健に戻す」のまとめ発表と話し合いでした。
社会資源には4つのAがあり、それを評価の物差しとして選択していくことが重要と思われました。その選択肢のうちから、当事者本人が自ら試すことを保証し、それを手にし続けることへ対して支援を行うというのが基本的な戦略かと思いました。
説得のための認知戦略として重要なのは、抵抗より変化を生じる関係の中に矛盾する項目を並べる、とありますが、自分の夢と現状のギャップを提示し、現状から変化して夢に向かうための援助とモチベーションの醸成はモチベーショナル・インタヴューイングの基礎となるもののように思いました。
また、支援の中にはIPSのような援助つき雇用の他にも、援助つき住居や援助つき教育の重要性も示されていました。特に、援助つき教育は、単に学ぶことをゴールにするのではなく、具体的な支援にも踏み込んだものであると知りました。IPS勉強会、来月は三生会病院様で開かれる予定です。援助のお仕事をしていてご興味のある方、お気軽にご参加ください。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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