12年前に忘れてきたもの
- 2010.06.19
- 日記
FIFAサッカーワールドカップ南アフリカ大会、予選Eグループの第2戦、日本はオランダと闘いました。
戦前の予想でもオランダの優位は動かないものと思っていましたが、試合開始してからは互いに第1戦で得た勝ち点3の意味を考えた試合運びでした。
オランダは慎重でしたが、日本のひくゾーンプレスによりディフェンスもよく機能して、前半は終了しました。後半に入るとすぐにオランダはすぐにギアチェンジをし、ゾーンを超えるパスや、ディフェンスの受け渡しの際のギャップをついてくるドリブルを使って攻勢を強めました。戦術が良く選手に理解され、徹底されている印象でした。押し込まれだDF陣と中盤の間のスペースから放たれたスナイデルのブレ球シュートは守護神川島の手をはじいてゴールマウスに吸い込まれました。
1点を取ってからのオランダは日本にある程度ボールを持たせてカウンターを狙う戦術に転換しました。戦術を徹底するという面ではオランダは日本よりも明らかに上手でした。しかし、日本はその後の失点を川島のナイスプレーでしのぎきり、カメルーン対デンマーク戦の結果から、グループリーグ最終戦の対デンマーク戦では引き分けで決勝トーナメントに進めることになりました。
思えば、1998年のフランス大会、世界のサッカーを思い知らされた岡田ジャパンが大会前にたてた戦略は1勝分け1敗の勝ち点4でのグループリーグ突破でした。当時の日本代表は3戦全敗でしたが、12年後の南アフリカ大会で、このときの宿題が提出できるというチャンスが巡ってきたわけです。
日本代表、頑張って欲しい。個人的には森本が見たいです。
最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。
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