斎木博前副理事長を惜しむ
- 2009.06.13
- 日記
弊法人前副理事長の斎木博氏がさる6月11日にご逝去されました。
私が斎木氏にお目にかかったのは、今から約3年前のことでした。氏は県庁を退職された後昭和62年から弊法人にご勤務され、日々情熱を持って業務に邁進しておられたとのことでした。私が着任した一昨年1月に体調を崩されて入院され、ついにご一緒に働くことはかないませんでしたが、法人の諸規則の見直しをはじめ、職員の役員への登用、コメディカル職員による活動療法部の創設、法人事務局の設置など、大きな改革をなしとげられました。さらには、私たちの誇りであるアルコールセンター病棟の新築工事、現リカバリーセンターすみよしにつながる、精神障がいをお持ちの方々の社会復帰に向けた関連施設の工事、ほんとうに働くことを求めてパンを製造販売するベーカリーカフェ・ぱれっとの開店等を手がけられました。
これからも法人の歩みとともに職員へのご指導を賜りたいと思っておりましたが、ついに薬石効なく、お別れのときを迎えてしまったことは残念でなりません。私たちは斎木副理事長のご指導を忘れることなく、法人を見守ってくださる地域、行政、関係機関の皆さんからのご支援を賜りながら、今後も「すべての人のリカバリーを目指して一層努力していきたいと考えております。
大好きな働くことに人生をささげた斎木前副理事長から引き継いだ襷を、私たちはさらに次の世代に繋いでいこうと思います。どうか空の上から私たちの歩みをこれからも見守っていただきたいと思います。
本当に、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。どうか安らかにお眠りください。
財団法人住吉病院 院長 中谷真樹
(wrote:財団法人 住吉病院)
-
前の記事
そのまんま料理カード 2009.06.09
-
次の記事
マーサウの会10周年記念懇話会 2009.06.17