濃密な1日

昨日は盛りだくさんの新しい経験と気づきに満ちた1日でした。

まずは、http://ipstokyo.blogspot.com/2009/03/ips.html の主催:IPS-T(Tokyo)
共催:NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボ、 IPS-J による「精神障害者の地域生活と社会参加を実現する新しい支援の仕方~IPS支援者養成研修~」に参加しました。場所は、品川イーストワンタワーですが、ここは、大東建託グループの管理されているところで、グループ企業である、大東コーポレートサービス株式会社様は、私ども法人の就業・生活支援センターのスタッフ研修にもご援助いただいた、障がい者雇用では高名な企業様でいらっしゃいます。

支援者養成研修とは銘打たれていたこの会ですが、当事者もご家族も企業様のスタッフの方も参加しておられました。この研修を受けるとIPS-T(Tokyo)から支援者養成研修の修了証がいただけます。IPS-T(Tokyo)は、上記のブログによれば”IPS支援者の専門性の向上,及びIPS支援者の立場からの情報発信により精神障がい者の社会参加と就労・リカバリーに寄与すること”を目的としていますから、たとえ病を得た方というお立場であったとしても、この修了証があれば、あくまでも私が考える、言葉のうえでだけですが、IPS-T(Tokyo)におけるIPS支援者の立場に立って情報が発信できる可能性をもてるということになり、これは夢が広がる画期的なことと思いました。

一方で、エビデンス(科学的根拠)を重視してIPSをブランドと位置づけている立場からすると、単にこの修了証をもってよしとするのではなく、自らの持つサポートの方法をより磨き上げて、社会からの信頼をいただけるよう、なおいっそうの努力が必要であると身が引き締まりました。

実は、私は夜に浜松で精神障害者の在宅支援に力を入れておられるDrの方々との会合に出席させていただくために、養成研修会の会告にある16:00を過ぎてちょっとたってから、熱気で満ちている会場を後にしたのでした。

浜松でお目にかかった先生方は、お三方とも素晴らしい実践家の方々で、「今は障がいと言われるものをまとっていても、その根底に大切な人としてのなにかが必ずある」という信念に基づいて行動しておられる人たちでした。IPS-T(Tokyo)の方々ともそうなのですが、「言葉が通じる」という感覚はとてもうれしいもので、私はたくさんの元気をいただき、話は遅くまで続きました。

お一方からいただいた名刺の裏には、こう書いてありました。

どんな重度の精神障害を抱える人であろうと
その人が地域でのびのび自由に生きていくことを
可能な限り支援します

Peer Clinic

これを読んだときに、昼間にお目にかかったIPS-T(Tokyo)、NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボ、 IPS-J のスタッフの方々、研修会でお目にかかったいろいろな方々のお顔が浮かぶような気がしました。

このような濃密でやる気がでてくる1日はめったに過ごすことができないと思いました。この素晴らしい日にご一緒させていただいた、すべての皆様に感謝します。

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(wrote:財団法人 住吉病院